ケトン体と糖質のエネルギー効率の違いとは

ケトン体はダイエットやアンチエイジングなど美容面で注目されています。

それと同時に、ケトン体はエネルギー効率が高いということでアスリートにも注目されています。

ケトン体のエネルギー効率について解説していきます。

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糖質だけではマラソンは完走できない

糖質は人間の体の中にある、最もよく使われているエネルギーです。

運動においても、一番最初に使われるエネルギーは糖質です。

しかし、糖質は必ずしもエネルギー効率が高いとはいえません。

人間の体内に貯蔵される糖質で生み出されるエネルギーは一般的な成人男性で2000kcalほどです。

例えばフルマラソン。

成人男性が完走するには2500kcalが必要となります。

つまり、体内に蓄えられた糖質だけではフルマラソンは完走できません。

そのため、マラソンランナーはスタート前、走っている途中に糖質を補給します。

糖質は走るためだけのエネルギーでもないのでそれでも不足します。

そこで体内では次に脂質がエネルギー源として利用されます。

ただし、脂質はそのままでは筋肉のエネルギーとしては使えても脳のエネルギーには使えないのでケトン体が生成されるようになります。

ケトン体は糖の代わりに脳のエネルギーとして使うことができます。

高いエネルギー効率の脂質

順番としては糖が枯渇したあとにエネルギーとして使われる脂質ですが、実はエネルギー効率としては脂質の方が高いのです。

糖も脂質も代謝によってATPというエネルギーに変わります。

有酸素運動では糖も脂質も細胞内のミトコンドリアでクエン酸回路によってATPを生み出しています。

このクエン酸回路では、脂質からは糖と比較すると4倍のATPを生み出すことができます。

つまり脂質は糖よりもエネルギー効率が高いといえます。

ケトン体と脂質エネルギーの違い

さて、先程書いたように、脂肪は筋肉などではそのままエネルギーとなりますが、脳ではケトン体を経てエネルギーとなります。

ケトン体は脂質や糖と同じ様にクエン酸回路でエネルギーとなります。

クエン酸回路で生み出されるATPの量は脂質と同じです。

脂質もケトン体もエネルギー効率としては同じなのです。

ただし、ケトン体は脂質と違って水溶性という性質があります。

脂質は血液には溶けないので、血液中ではタンパク質に包まれることで全身に運ばれています。

一方のケトン体は水溶性なので、血液に溶けて全身にすばやく運ばれていきます。

また、ケトン体は脂質と違い脳でエネルギーとなるので、そういった面からは効率のよいエネルギー源ということが言えます。

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