ケトン体の値が高いと起こる人体の影響

ケトン体の数値が高いということは健康診断などでよく言われますが、何が問題なのでしょう。

血液検査などでケトン体の数値が高いときに、人体ではどのような影響が起きるのかということを紹介していきます。

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ケトン体の値が高いときの人体とは

ケトン体はとは代謝生成物です。

つまり、体の中で作られたものがケトン体です。

ではなぜケトン体が体の中で作られるのでしょう。

人間の体は基本的に糖をメインのエネルギー源として活動しています。

しかし、糖が減少すると、代わりのエネルギー源として脂質やタンパク質をメインのエネルギー源として利用することになります。

しかし、脂質やタンパク質は脳の血管を通過できないので、脳のエネルギー源としては使えません。

そこでケトン体です。

肝臓では糖が不足すると脂質やタンパク質からケトン体が生成されます。

ケトン体は脳の血管を通過できるので、糖の代わりに脳のエネルギー源として使うことができます。

ケトーシスとは

血液中のケトン体の数値が高い状態のことをケトーシスといいます。

食べられる食事が限られている赤ちゃんや、糖を大量に消費する妊婦、炭水化物摂取量を制限したダイエット中などは、糖が不足することでケトーシスとなります。

また、糖尿病では、インスリン分泌が不足することで、血液中の糖が細胞に取り込まれない状態となるので、肝臓は糖が不足した状態となりケトン体が大量に作られるようになり、ケトーシスとなります。

ケトン体の数値が高い、ケトーシスの状態になると、吐き気や腹痛などが起こることがあります。

糖尿病の場合はケトーシスは後述するケトアシドーシスにつながる危険があるので注意が必要となります。

ケトアシドーシスの症状

血液中のケトン体の数値が高い状態が続くと、血液のpH値が酸性に傾くアシドーシスという状態になります。

特にケトン体が高い影響でアシドーシスとなる状態をケトアシドーシスと呼ばれます。

ケトアシドーシスでは、意識障害などの生命の危険に直結するような危険性もあるので、緊急の治療が必要となります。

そのため、糖尿病の患者は常に血中のケトン体の数値には注意を払う必要があります。

しかし、赤ちゃんや妊婦、ダイエット中に起こったケトーシスの場合は、必ずしもケトアシドーシスに直結することはなく、治療の対象とはならないこともあります。

ケトーシスが進むと、喉の渇きや、息切れ、視界がぼやける、意識が薄れるなどの症状が出てきます。

ケトン体にはアセトンが含まれているので、呼気からアセトン臭、果物が腐ったような臭いがするという症状はケトーシスを見分けるポイントの1つとされています。

糖尿病の場合はケトーシスはケトアシドーシスの危険に直結するのですぐに医療機関の受診が必要になります。

糖尿病ではないときにケトーシスの症状が出ている場合は、症状が強くなったりすることがないか慎重に見分ける必要があります。

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