ケトン体が増え過ぎると意識障害が出る理由

体内でケトン体が増えるとアシドーシスとなり、意識障害などの重篤な症状が出ると言われたりもします。

一方で、ケトン体を利用した健康法などに注目されていたりもします。

ケトン体が増えても大丈夫なのでしょうか。

スポンサーリンク
ketone-bodiesレクタングル大

ケトン体が増えてアシドーシスとなる

血液中にケトン体が増えるとアシドーシスという病気になることがあります。

アシドーシスとは血液が酸性に傾いてしまうことです。

ケトン体はアセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称です。

このうち、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸は酸性を示すため、血液中にこの2つが増えるとアシドーシスとなることがあります。

体内では代謝によって多くの酸がつくられることや、血液から電離した中間代謝物が流出することを防ぐために、血液は弱アルカリ性に保たれています。

しかし、ケトン体が血液中に増えることで、血液は酸性に傾き様々な変調をきたしてしまうのです。

アシドーシスの症状とは

アシドーシスは血液の病気なので全身に様々な症状がでます。

アシドーシスの症状は吐き気や腹痛、疲労感などがあります。

そして、アシドーシスが重症化すると意識障害などの生命に危険が及ぶ症状が出ます。

人間の体でエネルギーを生み出す代謝において鍵となる酵素は温度などによって活動量が変わってきます。

特にに酸性・アルカリ性には敏感で、酸性・アルカリ性を示すpHの数値が少し変わるだけで酵素は働かなくなってしまいます。

酵素が働かなくなることで、体内ではエネルギー不足となり、当然、脳もエネルギー不足となることで意識障害などの症状が出てくるのです。

さらに、血液が酸性に傾いた場合、酵素が働かなくなるだけではなく、エネルギーと老廃物の運搬という血液の働きにも支障が出てきます。

老廃物が代謝されないことも意識障害などの原因となります。

アシドーシスを避けるためには

では、意識障害などの危険な症状をもたらすアシドーシスはどのように予防したらよいのでしょう。

アシドーシスの治療は基本的に原因の特定をして、原因となる症状に対処するかたちで行われます。

ケトンが原因となるアシドーシスは糖尿病に依るものが多くあります。

糖尿病の治療中の場合、インスリン不足によって糖がエネルギーとして使えなくなることからケトン体が増えることがあるので、まずはインスリン治療はしっかりおこなうということが大切になります。

また、糖尿病ではなくてもアルコールによってもケトン体によるアシドーシスを招くことがあります。

アルコール依存によって、摂食障害を起こし、体内の糖が不足することでケトン体が大量に作られてアシドーシスになるのです。

この場合は、アルコールに対する治療が必要となります。

スポンサーリンク
ketone-bodiesレクタングル大

ketone-bodiesレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする