ケトン体に含まれるアセトンとは何か

糖尿病など、ケトン体にまつわる健康状態の話をするときによく出てくるのがアセトンの話題です。

アセトンとはいったいどのようなものなのでしょう。

アセトンとはどういうものかについて解説していきます。

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ケトンとは

アセトンとはどういうものなのか、ケトン体とはどういうものかを話して行く前に、まずはケトンについて話していきましょう。

ケトンとは有機化合物の一種です。

有機化合物は炭素を中心とした化合物で、石油精製物や生物などの多くが有機化合物です。

その中で、ケトンはカルボニル基、炭素原子に酸素原子が二重結合したものに、炭化水素基が2つ結合した化合物の総称です。

ケトン体やアセトンとは、ケトンの種類の1つということになります。

ケトン体とは

ケトン体とは動物の代謝によって生み出される3種類のケトンの総称で、アセトンもその1種に含まれます。

ケトン体は、人体のような胃が1つの単胃動物は肝臓でのみ合成されますが、牛などの胃が複数ある反芻動物では消化器官で発酵によって生み出されることもあります。

ケトン体の中で、アセトンは最終代謝物なので、呼気や汗に混じって排出されます。

アセトンとは

アセトンとは、ケトンの一種で、石油から化学合成されたり、動物の体内でも合成されたりもします。

アセトンは無色で芳香があり、揮発性があるので、その臭いが特徴となります。

アセトンの臭いは腐敗した果物の臭い、甘酸っぱい臭いとよく表現されます。

牛などの家畜のげっぷはメタンガスが多く含まれていますが、メタンガスは無臭であり、消化器官で発酵によって生成されたアセトンが臭いの一因となることもあります。

ケトン体が人体で生成される場合は、糖尿病など病的異常の場合もあり、このアセトン臭が診断のポイントとなることもあります。

工業的には、アセトンは水にも油にも溶けるという特徴があることから有機溶剤としてよく使われます。

工業的製法としては、高校化学の教科書にも掲載される有名なクメン法によって合成されます。

クメン法はフェノールを合成する製法でアセトンは副産物という形で合成されます。

アセトンは、人体でも生成されるということから分かる通り、濃度や量によりますが、有機溶剤として毒性が比較的少ないことから、身近なものではネイルの除光液として使われたりもします。

しかし、アセトンは揮発性が高く、引火性もあり、蒸気には眼刺激があり、胎児への悪影響のおそれや呼吸器系への刺激の疑いもあるので取り扱いには注意が必要です。

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