ケトン体に注意した食事ががん治療に効果があるというのは本当か

ケトン体を意識した食事はダイエットや美容に効果があるとされていますが、がん治療にも効果的という噂があります。

がん治療にケトン体は有効なのでしょうか。

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がんの食事療法

まず、ケトン体とがん治療について話をすすめていく前に、がん治療と食事療法についてみていきましょう。

そもそもがん治療は食事療法で可能なのでしょうか。

がん細胞は一度出来てしまうと、増殖し、なかなか死滅しない強い細胞です。

人体の正常な細胞にまで影響を与えるような強い抗がん剤や放射線の照射でようやく少し縮小させることができるくらいの強さがあります。

食事でちょっと体内の栄養素のバランスが変化したくらいで死滅することはありません。

もし栄養素のバランスの変化でがん治療が可能なのであれば、その特定の栄養素を増減させる薬はがんの特効薬となっていることでしょう。

ただし、食事ががん治療に全く影響がないということはありません。

バランスの良い食事は、自らの体力を高め、がん細胞に抵抗する力を強くすることが可能です。

また、食生活ががん予防に効果的であるということは様々な研究で立証されている事実です。

がん治療における食事とは、根治させるための手段とはなりませんが、がんに対抗するための1つのファクターとはなります。

ケトン体とがん

では、ケトン体とがん治療の関係についてみていきましょう。

ケトン体ががん治療に効果的であるということは、糖が関係しています。

ケトン体そのものは、体内のエネルギー源の1つですから、がん細胞を攻撃して死滅させるような能力はありません。

ケトン体が体内に増加しているということは、体内では糖不足であるということです。

がん細胞は糖を主なエネルギー源としているので、ケトン体が体内に増加している状態であれば、がんが栄養不足になるのではないかという考えが、がん治療とケトン体を結びつけているのです。

ケトン食はがん治療に効果があるのか

実際にケトン体を意識した食事はがん治療に効果があるのでしょうか。

がん細胞を糖不足で死滅させることができるというのは実験室の試験管レベルでの話です。

ケトン体を意識した糖質制限などの食生活をしても、体内をがんが死滅するほどの糖不足にすることができません。

人間のからだは、糖不足となると代わりのエネルギー源としてケトン体を生み出しますが、同時にタンパク質などから糖も生み出すのです。

糖質を制限した食事は可能ですが、タンパク質を一切排除した食事は不可能です。

ケトン食による糖質制限はがん治療に対して有効な対策とはなりえません。

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