ケトン体の基準値と糖尿病による異常値を比較

糖尿病ではケトン体が体内にどれくらいあるかということがよく検査されます。

糖尿病ではなぜケトン体が検査されるのか、検査の基準値などについてみていきましょう。

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ケトン体の検査

糖尿病ではケトン体は尿検査で簡易的に検査されます。

尿検査では基準値が数値としてではなく、「+」「-」といった記号で表されます。

ケトン体が血液中に増えると、血液の水素イオン濃度を保つために尿として排出されます。

尿にケトンが含まれているかどうかを検査することでインスリンがちゃんと機能しているかどうかをチェックすることができます。

糖尿病でのケトン体検査の重要性

糖尿病では試験紙を使った尿検査によるケトン体のチェック以外にも、血液検査なども行われます。

また糖尿病患者向けに、血糖値だけではなく、血中のケトン体の濃度が測定できる機器が販売されたりしています。

糖尿病では体内のケトン体の濃度の注意が向けられます。

ケトン体の濃度はインスリンが働いているかということがチェックできるということ以外にももう1つ重要なポイントがあります。

それがアシドーシスです。

糖尿病患者の血液中に大量のケトン体があると、血液が酸性になりアシドーシスとなることがあります。

アシドーシスとなると、代謝などが上手く行われなくなり、腹痛や嘔吐、ひどい場合には意識障害などの重篤な症状が出ることがあります。

そのため、糖尿病ではケトン体が増えすぎないように検査などでチェックする必要があるのです。

アシドーシスの基準値

血液は酸性かアルカリ性がご存知ですか。

血液は健康的な体では弱アルカリ性となっています。

これは、代謝物には酸性のものが多いので、それを中和するためだったり、電解質が流出しないために弱アルカリ性の状態が保たれているとされています。

具体的な基準値としてはpH7.35~7.45となっています。

pHとは水溶液中の水素イオン濃度を示す数値です。

pHには1~14の範囲があり、pH7が中性の基準値となります。

それよりも数値が大きくなればアルカリ性で小さくなれば酸性です。

つまり、血液のpH7.35~7.45という基準値は弱アルカリ性ということです。

それよりも小さい場合は血液が酸性に傾くアシドーシスと診断されます。

血液のpHが7以下になると人間の体は意識症状などが現れて危険な状態となります。

生物の体内で代謝に重要な役割を果たしている酵素は温度などの環境状態によって働きが左右されます。

pHもその条件の1つで、pHが少し変化するだけで酵素の働きは鈍くなってしまいます。

そのため、人間の血液のpHはごく狭い範囲で最適となるように調整されているのです。

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