ケトン体が脂肪の代謝によって生み出されるメカニズムとは

ケトン体ダイエットなどで注目されるケトン体ですが、どのように生み出されるのでしょう。

ケトン体が脂肪を代謝して生み出されていくメカニズムについて解説していきます。

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ケトン体が作られる肝臓の働きとは

ケトン体は肝臓で主に作られますが、ケトン体を作ることが肝臓の主たる働きではありません。

肝臓の主な働きとしては、代謝、解毒、胆汁の生成があげられます。

人間が食物を食べると吸収された栄養は全身を巡り必要な箇所に届けられますが、一部は肝臓に届けられ蓄えられます。

肝臓は体内で一番多く糖質を蓄えている組織です。

肝臓に蓄えられた糖質は、血糖値が必要以上に低くなって脳が栄養不足になることがないように、適宜血液中に溶け出していきます。

また、細胞膜やホルモンを構成するコレステロールも肝臓から全身に届けられます。

このように代謝に関わる重要な役割が肝臓にはあります。

また、解毒も重要な役割です。

肝臓には、消化吸収された栄養と共に、アルコールや薬なども運ばれてきます。

それらを解毒することも肝臓の役割です。

胆汁を作ることも肝臓の役割です。

胆汁は消化酵素ではありませんが、脂肪を消化吸収するときに大切な働きをします。

脂肪は油なので、通常水には溶けませんが、胆汁で乳化することによって水分に混ぜやすくなります。

糖質不足の肝臓では

血糖値が下がると、肝臓から糖質が血液に供給されますが、その貯蔵量は1日の必要量にも満たないので、1日中糖質を摂取しないとすぐに底をつきます。

脳は脂質やタンパク質からエネルギーを作り出すことが出来ないので、糖質が不足すると深刻なエネルギー不足となります。

そこで肝臓には糖新生を行うことができます。

糖新生とはタンパク質から糖質を作り出すことです。

しかし、ここで次なる問題が起こります。

糖新生をすると、脂肪がエネルギーとして代謝されずににだぶついてしまいます。

この状態になると肝臓は今度は脂肪からケトン体を作り出します。

ケトン体は糖質と同じ様に脳のエネルギーとして代謝することができるので、エネルギー不足が解消されるのです。

このようにケトン体は脂肪から作られるので、ダイエット効果があるとされるのです。

タンパク質もケトン体となる

ケトン体は実はタンパク質からも作られます。

タンパク質は20種類のアミノ酸から構成されていますが、それらは糖原性アミノ酸とケト原性アミノ酸に分けられます。

糖原性アミノ酸は文字通り、糖質不足のときには糖新生によって糖質になります。

そして、ケト原性アミノ酸は脂肪と同じくケトン体となります。

ケトン体を増やす糖質制限であれば、糖原性アミノ酸はなるべく減らしたいのですが、アミノ酸の多くが糖原性アミノ酸なので、タンパク質はとりすぎないことが大切といえます。

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